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トレイルと注意事項~サウスリム編~

グランドキャニオン国立公園ノースリムのトレイル情報はこちら

プラトゥポイント

グランドキャニオン国立公園のトレイルは小さいお子様やご年配の方も楽しめるような簡単なトレイルから、谷底まで降りていく過酷なトレイルまであり、自分のレベルに合わせて自然を楽しむことができる

現在たくさんの人々が参加しているトレイルには、深く長い歴史がある。
まずはこれを読んでおこう!

ラルフ・キャメロンとナショナルパークサービス(NPS)との戦い

ブライトエンジェル・トレイルはもともと、先住民族ハバスーパイ族が「インディアンガーデン」までの道のりを交易道として利用していた。

しかし、1800年代後期に 鉱夫のうちの一人だったラルフ・キャメロン(Ralph Cameron)は、採鉱貿易よりも観光業に目をつけ、交易道の権利を買い取った。

さらにキャメロンは、 コロラド川までの道を開拓し、通行する人々から$1ずつ徴収した。

1919年にグランドキャニオンは国立公園に指定されたが、キャメロンはそれでも観光客をターゲットに 料金を徴収し続けたのである。

ナショナルパークサービス(NPS)は、対応策としてヤキポイントからコロラド川へ無料でアクセスする事ができるサウスカイバブ・トレイル を構築した。

その後キャメロンとNPSとの長い戦いはついに決着を遂げる。

1928年、ブライトエンジェルトレイルの所有権がNPSに移される事となった

ブライトエンジェル・トレイル(Bright Angel Trail)

渓谷に沿って急な坂道を降りていく。日陰になっている場所も多いが、それでも夏場は脱水症状を起こす危険を伴います。(トレッキングの注意事項は下記参照)冬場は逆に足場が凍結しているので、転がり落ちないように気をつけよう

■2.4km地点休憩所

--片道所要時間:約1~2時間
--設備:トイレ/飲み水(5~10月)
--標高差:342m

■4.8km地点休憩所

--片道所要時間:約2~3時間
--設備:飲み水(5~10月)
--標高差:644m

■7.4km地点インディアン・ガーデン

--片道所要時間:約3~4.5時間
--設備:トイレ/飲み水(通年)
--標高差:933m

■9.8km地点プラトゥーポイント

--片道所要時間:約4~5.5時間
--設備:なし
--標高差:939m

※ここからファントムランチへ行くには、インディアンガーデンまで戻ることになる
※さらにこの先はかなりの急勾配となる

■15.4km地点ファントムランチ

--片道所要時間:約8~10時間
--設備:トイレ/飲み水/宿泊施設
--標高差:1311m

ファントムランチの予約はグランドキャニオン国立公園ホテルとロッジを参照

サウスカイバブ・トレイル(South Kaibab Trail)

リムに沿って急な坂道を降りていく。日陰がほとんどなく、途中に飲料水を補給できる場所もない。 夏場は脱水症状を起こす危険も伴う。(トレッキングの注意事項は下記参照)冬場も足場が凍結しているので、転がり落ちないように細心の注意が必要

トレイルヘッド(トレイル出発地点)のあるヤキポイントへは、ハイカーズシャトルを利用すると良い。ブライトエンジェル・ロッジと、マーズウィック・ロッジから1年中直行便が出ている。 その名のとおりハイキングをする人たちのためのシャトルなので、出発は早朝のみ。調べてから行こう

■2.4km地点シーダー・リッジ

--片道所要時間:約1~2時間
--設備:飲み水なし。トイレはある
--標高差:347m

■4.8km地点スケルトンポイント

--片道所要時間:約3~4.5時間
--設備:なし
--標高差:622m

■9.8km地点トント・トレイル・ジャンクション

--片道所要時間:約3.5~5.5時間
--設備:なし
--標高差:994m

※トント・トレイルは、サウスリムを横断するサウスリム最長のトレイル。 インディアンガーデンも繋がっている。元々は、先住民族が耕作などをするための主要道路として利用しており、 その後は鉱夫が鉱山から採掘した銅鉱石をロバに乗せ運ぶために道路が再構築され頻繁に利用されていたと言われている

■12.2km地点ファントムランチ

--片道所要時間:約12~16時間
--設備:トイレ/飲み水/宿泊施設
--標高差:1433m

グランドキャニオン国立公園トレイル散策の注意事項

トレイルを甘く見ては危険!
年間250人以上の人々がレスキューの世話になっている(有料です)

1.自分の体力を過信しない

公園を管理維持し、警察権限も持つナショナルパークサービス(NPS)は、
「グランドキャニオンから救出された大多数は、驚く事に18歳~40歳前後の若く健康な男性である。これは日帰りで川までの往復ハイキングを試みた場合が多い。年齢が若くても健康状態が良くても自分を過信せず、賢いハイキングをして グランドキャニオンを楽しみましょう。」と皆に呼びかけている

最低限これだけは守ろう!

①たくさんの飲料水(スポーツドリンクなど)を持参し、こまめに飲む。がぶ飲みは駄目×
②夏場の炎天下のハイキングを避ける。午前7時前に出発するのがベスト
③炭水化物や塩気のある食糧をこまめに摂る
④木陰で休憩する
⑤シャツと帽子を水で湿らせ、首には濡れたバンダナをつける
⑥日帰りでコロラド川までの往復ハイキングは絶対しない

2.天候を事前にチェック

晴天で、風のない日を選ぼう。雨、雷予報が出ているときは避けるべき

3.所持品・服装

飲料水、栄養バランスの取れた高カロリー食料はもちろんだが、帽子、ハイキングシューズ、サングラス、日焼け止め、リップクリーム 上着は必需品。ストック、懐中電灯もあれば尚良い

4.落石に注意

グランドキャニオン国立公園に限らず、全ての大自然は侵食、風化を続けている。いつ落石、地すべりが起こってもおかしくはない。 景色を見るのが一番の醍醐味だが、足元、頭上の落石など十分注意してトレッキングを楽しもう

5.トイレ

トレイルにあるトイレは水洗トイレではない

6.ミュールツアーに遭遇したら

ミュールツアーに道を譲ろう!山側の端によけ、音を立てずじっとしていること。何頭も連なって歩いているので、最後尾のミュールが15m以上離れてからトレッキングに戻る事

ミュールツアーとは?
ミュールとは別名ラバと言い、ロバと馬の交配種のこと
このツアーは大変人気のあるツアーで、23ヶ月先まで埋まっている状態。まずは英語ができないと参加できない。(他にも規定事項があるので、興味のある方はNPS公式サイト、ミュールツアー(英語)(ホームページ:http://www.nps.gov/grca/planyourvisit/mule_trips.htm))

7.動植物はえさをあげない、傷つけない

10年前に比べると現在はビッグホーンシープや、ボブキャットなどの大型動物があまり姿を見せなくなった。しかしリスやコヨーテは良く見かける。なぜかというと、観光客がえさを与えてしまうので、人間を見ると近寄ってくるようになってしまったのだ。もちろんこの行為は国立公園内の規則で禁止されている。見つかればパークレンジャーに注意、罰則を受ける。ちょっと考えてみればわかるはず。「生態系を狂わす」からだ。 どんなにかわいい動物が現れても、決してえさを与えない勇気が必要!

8.危険な動物に遭遇したら

サソリやタランチュラ、毒蛇など多数生息している。遭遇した場合は、あわてずに静かにその場を立ち去ろう

9.ごみはゴミ箱に、または持ち帰ろう

アメリカのどこの国立公園も比較的ごみはなくきれい。ナショナルパークサービスをはじめ、アメリカ国民は「美しい自然は、私たちだけが楽しむのではなく、後世にも美しい環境のまま伝えて行きたい」 精神から実行されている。観光する私たちも同じ精神を心がけよう!

ごみを捨てないことは動物の安全にも繋がる。人間が捨てたごみを誤って食べて死んでしまうことや、体に絡まって取れなくなり、やがて死んでしまうなど多数の事故が現実におきている。ポイ捨ては絶対にやめよう!

10.国立公園内の自然のものは持ち帰り厳禁

全ての国立公園、その他の公園にも共通することだが、動植物やその辺に転がっている石ころも持ち帰りは厳禁×規則は守ろう

残すのは足跡のみ、持ち帰るのは想い出だけ!

11.レスキューが必要な場合

いくつかのポイントに緊急電話が設置されている。同行者や、トレッキングをしている人に声をかけてレスキューを呼んでもらおう。 ちなみにかなり救助費用は高い。ヘリコプターを要請した場合は、1回のフライトで$2,000以上請求される

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